スマイルゼミと公文(くもん)の併用はぜんぜんありですが、子供のモチベーションがものすごく高くない限り、どちらもゆるくやるのがポイントだと思います。
我が家では年長からスマイルゼミと公文の国語・算数を併用していますので、その経験を書いていきます。(※5歳未満の子供に学習は不要と思っているので、それ以前は何もやらせていません)
コスパを意識しない!元を取ろうとしない!
スマイルゼミと公文の併用の最大のポイントは「無理しない」「ほどほどでよい」です!
公文の場合、1教科1日あたり5~10枚くらいのプリントをこなすのが通常のパターンだと思います。そうすると、「同じ月謝を払うなら10枚やらないと損!」って気持ちになったりするんですよね。
そんな時は、時間で考えるようにしています。1教科だけならまだいいのですが、2教科以上になると、10枚は結構時間がかかります。我が家では、なるべく30分~45分程度で2教科をやって欲しいと思っているので、1教科5枚にしました。もし30分で10枚×2教科をこなせるなら各10枚でもいいかと思うのですが、実際には10枚やったら軽く1時間を超えそうです。
疲労しすぎない適度な勉強量・時間を決めて、そこから枚数を逆算するとよいと思います。疲れると効率が落ちるし、辛いし、勉強が嫌になっちゃいます。
低学年までの勉強は、「何かを学ぶ」という側面より、「習慣を身につける」ことを優先した方がいいと思っているので、進捗がゆっくりであっても気にしていません。さらに言うと、さぼってできない時がありますが、そういう日もあるよねと気にしないようにしています。公文より睡眠時間の方が大事なので、夕方までイベントがある時などは、宿題をもらわないようにするか、やらなくていいと声をかけています。
スマイルゼミも同じで、毎日一定の時間やってくれればいいと思っています。とはいえ、元をとりたい気持ち…、つまり、その月の講座をすべてやってほしい気持ちがないわけではないです。そこはぐっとこらえて、ひどい時は三分の一もやらなかったことがありますが、そんな時もあるよねとやりすごしました。
公文もスマイルゼミも習慣化してくると、想定していた量をコンスタントにこなせるようになってきます。そんなわけで、やらないからと言ってすぐにやめるのではなく、量を見直すなどして、なるべく毎日やる習慣をつけるべく長い目でみるとよいのではないかと思います。
併用しても子供は混乱しなかった
スマイルゼミと公文の併用のデメリットで挙げられるのが、学習進度の違いです。つまり、公文は先取りなので、学校で習うよりも先のことを学習するケースが多く、スマイルゼミは学校の進度と同じだから混乱すると…。
いやいや、そんなことがデメリットになるなら公文はやらない方がいいという話になりますよね…。だって、公文をやることで進度の違う学校の学習も混乱しちゃうってことになるので。進度の違いはむしろメリットで、公文ですでにやったことを、スマイルゼミでおさらいして理解を強化できる効果があると感じています。万一、混乱するのであれば、どちらも消化不良を起こしている可能性があるので、しっかりと理解できるまで、量を減らしたらよいと思います。
ただ、公文で先取りすると、スマイルゼミや学校の問題は簡単でつまらない…と言い出すことはありました。そんな時は、国語なら「字を美しくかけているかな?(公文は文字の美しさはさほど問われない、スマイルゼミは〇や花丸など文字出来栄えのランクが出る)」、算数なら「計算はより早く!正確に!」など、さらに上を目指せることを伝えるとがんばってやってますね(我が家の場合)。
特に算数は、公文でとっくにやってた簡単な問題を、スマイルゼミで超高速で解いていたりします。簡単な問題を素早く精度高く解くのは達成感があるんですよね。
公文で漏れてしまう学習をスマイルゼミでカバーできる
公文だけだと学び漏れがでてきます。国語なら書き順であったり、算数なら文章問題とか。
公文で平仮名やカタカナ、漢字が書けるようになっても、書き順をちゃんと覚えていないこともしばしばあります。公文でも家でも書いているところをずーっと見ているわけではないので(家では親が手抜きして、ほぼ見てません)。プリントにはちゃんと書き順が書いてあるけど、監視の目がなければ、あとは子供にゆだねられています(笑)
また、公文は文章問題がないので、公文でやったはずの簡単な計算で解けるのに、スマイルゼミの文章問題が解けなかったり。スマイルゼミの解説などで文章問題を理解することで、学校の学習がスムーズになっているようです。
公文とスマイルゼミの学習スタイルが全く違うので、併用するとそれぞれのメリットを享受できてよい感じです。