0歳の赤ちゃんの睡眠を整える!眠いサインは?豆電球はNG!

たいていの赤ちゃんは自力で寝ることができないので、眠くなったタイミングですみやかに寝かせることが大事です!

起きている時間はだんだんと長くなっていきますが、新生児が連続して起きていられる時間は45分程度です

この事実を知らないと、長期間に渡って赤ちゃんの寝グズリに付き合うことになります。

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赤ちゃんの眠いサイン

熱くも寒くもなく、おむつも快適で、授乳してゲップも出ていて体調もよいのにグズる場合、起きてから一定の時間がたっていたら眠い可能性が高いです。

眠い時に赤ちゃんがずぐるのは、眠い状態が気持ち悪いからです。眠くなると体が重くなり、意識も遠くなってきます。大人の場合は、安全に眠ることができ、起きればすっきりしているという知識があるので、眠たい感覚は心地よく感じますが、そのような知識がない赤ちゃんは不安を感じます。

眠い時には、グズる他にも、手足があたたかくなったり、目をこすったり、おっぱいを欲しがったり、こぶしや指をしゃぶることもあります。

眠そうな場合は、グズる前に寝かしつけてしまいましょう。眠いのにな眠れない状態が続くと、疲れすぎて余計に眠れなくなり、グズり続けます。

赤ちゃんは眠くはなりますが、自力で眠るのは苦手なので手助けが必要です。不安を感じる赤ちゃんが安心できるように抱っこでゆらゆらするとよいでしょう。

もしくは、母乳をあげてもいいでしょう。眠い時は母乳を飲むというよりも接触による安心感で、眠気からくる不快感を軽減させています。

グズる前に寝かしつける

できればグズる前、もっというと、眠いサインが出る前に寝かしつけると楽です。スケジュールを決めておき、眠くなる頃に寝かしつけるようにしましょう。時間がきたらご機嫌でも寝かしつけの体制に入ります!

眠くなる時間は『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』(ジーナ・フォード著)のスケジュールが参考になります。この本は、赤ちゃんが一人で夜通し寝るようになる方法を解説する、いわゆるネントレ本なのですが、我が家は添い寝派なので、タイムスケジュールだけ参考にしました。

うちの子は寝グズリが激しかったのですが、スケジュールに沿って寝かしつけをしたら、驚くほどコテっと寝てくれました。

読む時間がない方は、「ジーナ式 タイムスケジュール」などと検索すると、スケジュールだけ紹介しているサイトがあります。月齢ごとにスケジュールが変わりますが(だんだん寝る時間や回数が減っていく)、成長には個人差があるので、自分の子供に合わない場合は、微調整しましょう。

母乳育児の方は、おっぱいを欲しがったらとにかくあげるというのも有効です。眠くなってくると不快感を和らげるためにおっぱいを欲しがることがあるからです。

母乳のあげすぎを心配する方もいるかもしれませんが、赤ちゃんはおっぱいをくわえていても飲んでいないことが多くあります。さらに、母乳による授乳は、時間を決めずに欲しいだけあげる方が発達上よいと言われています。

眠る環境は暗黒に

大人も同じですが、光があると眠りにつきにくくなります。眠る時はできるだけ暗黒にしましょう。豆電球もNGです。雨戸がない場合は、遮光カーテンをつけるといいです。

我が家でも遮光カーテンをつけました。遮光カーテンの部屋とくらべると、普通のカーテンの部屋は、夜でも外の光が入って薄明るいんですよね。

1歳、2歳になると遊びたがって寝るのを嫌がることがありました。薄明るい状態だと、歩き回ったりして、なかなか寝てくれませんが、真っ暗にすると、諦めてるのか、眠気に襲われるのか寝てくれます。

生後間もない赤ちゃんは独特の睡眠リズムを持っている

新生児はお腹がすいて数時間ごとに起きると思っている方もいるかもしれませんが、数時間ごとに覚醒と睡眠を繰り返すのは、「ウルトラディアンリズム」という新生児特有の睡眠パターンが整っているためです。

むしろ、新生児期に眠り続ける赤ちゃんは寝るのが下手な可能性があり、月齢が進むと眠れなくなるかもしれません。

生まれたばかりの頃は、昼夜が逆転している赤ちゃんが多いです。胎児の頃は、母親が活動している日中よりも、休息している夜間の方がエネルギーを消費しやすいので、夜型になりがちです。

昼は明るく、夜は暗いという生活を3ヵ月くらい続けると、昼は起きている時間が、夜は寝る時間が長くなります。生後半年になる頃には、生活リズムが整ってくる赤ちゃんが多いようです。

赤ちゃんの睡眠リズムを整えるポイント

赤ちゃんのリズムを整えるためのポイントは次の通りです。

  • 夕方になったら家の中も薄暗くし、明るい場所に赤ちゃんをつれていかない
  • 夕方以降はテレビやスマホを見せない(ただし、長時間でなければさほど影響がないという説もあるので、神経質になることはない)
  • 7時~8時になったら寝床へ行き、暗くする
  • 寝ている間は暗黒にする(豆電球もつけない)
  • 朝は明るくする、できれば朝日をあびる (寝ている赤ちゃんを起こす必要はないが、部屋は明るくする)
  • 寝る直前に食事を食べたりお風呂に入れたりしない
  • 昼間はにぎやかに、夕方は静かに過ごす
  • 可能な範囲で寝る前にやることをルーティン化する(例:お風呂→絵本→寝るとか)
    ※意識しなくても自然とルーティンはできてくるので、無理してやることはない思います。

また、アメリカ国立睡眠財団(National Sleep Foundation)は、推奨睡眠時間を次のように設定しています。

  • 0~3ヵ月の赤ちゃん
    推奨:14~17時間 非推奨:11時間未満、19時間超
  • 4~11ヵ月の赤ちゃん
    推奨:12~15時間 非推奨:10時間未満、18時間以上

母乳育児の眠気対策は一緒に寝ること

SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスク低減のため、生後半年間は親子同室で眠ることが推奨されています。ということは、親も早寝早起きをするということです。 遅く帰宅する家族を待つのはやめ、家族の時間を朝に持つことをおすすめします。

赤ちゃんの睡眠のリズムを整えるために、遅くても夜8時には寝て、朝7時には起きてカーテンをあけて明るくしましょう。我が家では、子供が0歳になるまでは、7時就寝、朝7時起床でした。

一緒のタイミングで寝てしまうのは、 夜間の授乳やおむつ替えで寝不足になることを考えても合理的です。

母乳育児が眠くて仕方がないという方は、子供が寝ている時は一緒に寝るようにしましょう。赤ちゃんのお世話に専念し、家事はなるべくパートナーに任せましょう。特にパートナーのためだけの家事(例えば、旦那さんが手の込んだ食事を要望するとか)は、無理だということを伝えるか、ナチュラルに放棄しましょう。

添い寝の方法

我が家の添い寝環境は、「赤ちゃんをどこで寝かせるか?フローリングでもベビー布団がおすすめ」で紹介しています。試行錯誤の結果、これがベストな方法だと確信しています!