うちの子は1歳だった頃、絵本の中身には興味が続かないタイプで、気になった絵本を手にとって私に渡すと、読もうとしたそばから別のおもちゃへと去っていっていました。
その様子を見た他のママさんが、ぜんぜん聞かないね!とびっくりしていたので、逆に私が驚きました。1歳でおとなしく聞く子がいるのか!?と。その後、本が好きでじっと聞いているという1歳児が少なからずいることを知りました。
しかし、この時期はまだまだ物質の探索期なので、絵本の中身に興味がなくても自然です。破られないように気を使って読むよりも、赤ちゃんが好きなように探索できるボードブックを用意しましょう。
おすすめのボードブックを紹介します。
『あかちゃんはーい』
1歳におすすめです。わが家では10ヶ月の時に買いました。赤ちゃんと動物がさまざまな動作をするという絵本。
勢い親も同じ動作をすることになるので疲れますが、言葉だけでなく動きでも楽しめます。うちの子も1歳の頃に気に入っていました。
動作は、はーいと手を挙げる、ぱちぱちと拍手する、美味しいと頬をポンポンする、おすわり、ごろーんと寝転がる、ハイハイ、立つ、歩く、万歳など。
出てくる動物は、犬、猿、シロクマ、パンダ、豚、ワニ、カエル、ペンギン、ウサギ、ネコなどです。
徐々にでにる動作や分かる動物が増えていき、子供の成長を感じられます!
こういう本って、「赤ちゃん」と書いてあるところを子供の名前に置き換えて読むようですが、そういう知識もなく、機転もきかない私はずっと「赤ちゃん」と読んでいました……。
『しましまぐるぐる』
0歳向けのド定番ですが、これを買っておけばとりあえず大丈夫です。
イラストが簡略化されすぎていて分かりにくいので、内容的にはあまりおすすめではありません。赤ちゃんが興味をもうような形や配色だそうですが、うちの子はとくにくいつきませんでした。
ではなぜおすすめかというと、丈夫だからです!
うちの子が0歳~1歳前半だった頃にハードな扱いをうけたのに、ボロボロにならず、むしろ割ときれいな姿で生き延びました。同じく定番の「じゃあじゃあ びりびり」は、買ったその日のうちに角がボロボロに。
1歳半頃までは、絵本の中身より「物」としての絵本に興味があるので、丈夫なことは重要です。うちの子は口に入れたり、こすったりして遊んでました。
『ぽんちんぱん』
1歳児におすすめです。わが家では1歳4ヶ月の時に買いました。「ぱんぱん しょくぱん ぽんちんぱん」と、赤ちゃんの好きな破裂音満載の絵本。
最初は通常のパンが、ページをめくると「ちぎちぎぱっぱでぽんちんぱん」というフレーズとともに、少しちぎって目と口をつくり、顔のような姿になったパンが現れます。
しょくぱん、 ロールパン、ドーナツ、フランスパン、あんぱんが写実的に描かれています。
2歳になるとあまり手にとらなくなりました。
『アンパンマンのどうぶつたんけんたい』
1歳9ヶ月のときに頂き、アンパンマンフリークではないものの気に入ってしばしば見ています。
森を探検するアンパンマンたちが、迷子になった動物の子供に次々と遭遇し、お母さんとの再開を手助けするという話です。
ページには穴が開いていて、いろいろな動物の顔や体の一部が少し覗いています。
それぞれのお母さんも穴からチラッと見えたり、茂みに隠れていたりするので、見つけ出す遊びもできそうです。なお、現在2歳になった今でもよく見ていますが、まだお母さんを見つけるという趣旨は理解していません。
迷子になっている動物は、ライオン、猿、カバ、ワニ、キリン、ゾウです。
絵本を閉じても表紙と穴から、絵本に登場する全種類の動物の体の一部が描かれていて、それに気づくのは何歳くらいかなと今から楽しみです。
キャラ物と侮れない凝ったつくりなで、アンパンマンに興味が無い子でも楽しめると思います。
『はらぺこあおむし』
わが家では1歳になった頃にもらったのですが、穴があいているなど作りも凝っていて、0歳でも楽しめると思います。
ハードな扱いでものすごくボロボロになりましたが、2歳になっても時々見ています。何より絵や色彩が素晴らしく、それだけで芸術として楽しめます。
日曜日に卵からかえったあおむしが、1週間でいろいろ食べて蝶になるというお話です。曜日とともにストーリーが展開します。
月曜日から金曜日はさまざまな果物を食べ、土曜日はケーキやサラミやチーズなどなどを暴食したら腹痛になって、日曜日に葉っぱを食べたらよくなり、サナギになり美しい蝶になります。
果物が1日1つずつ増えていくので数に親しむ効果があるとか、曜日を覚えたり、食育になるともいわれていますが、個人的には教育的だとはまったく感じませんでした。特に食育という点では疑問です。ケーキやらサラミやら暴飲暴食するので、むしろ逆効果とすら思いますが、そこがいいところ。
教育的だったり、メッセージ性のある絵本はつまらないものですが、『はらぺこあおむし』は、ほがらかで楽しく、押しつけがましいメッセージは感じられません。
通常の絵本や小さい絵本もありますが、ボードブックが一番人気だそうです。
番外編~絵本ではないけれど~
破られてもいいカタログなどを本棚においておくと、薄い紙をめくる感触も楽しめます。特に子供服のカタログは同世代の赤ちゃんが多数掲載されているからかよく見てていました。絵本より見ていたかもしれません。
なぜかベルメゾンのある号だけものすごくお気に入りで2歳になっても時々見ています。ものすごくボロボロになりましたが。
赤ちゃんは電話帳を破るのが好きという話をどこかで聞いて本棚に置いておきましたが、まったく興味を持ちませんでした。
(参考)
【0歳~1歳】写実・写真の絵本が脳によいという説
【0歳~1歳】うちの子が好きだった絵本!イチオシは『せんべ せんべ やけた』