2歳・3歳の幼児にハサミを教える場合のコツとルールはたった1つ!

基本的に、人間の子育てで親が何かを教える必要はありません。人間は見て、模倣することで多くの技術を伝承してきたので、ハサミなんざ、親が使っていれば、そのうちできるようになります。

手取り足取り教えると、試行錯誤する喜びを奪うので、子供ができないのであれば、できずに試行錯誤している状態を楽しませてあげましょう。

知育という面では、できるようになることより、試行錯誤することの方が大切です。「できない時」こそ子供の知能を育みます。子供ができないのに、がんばっているようだったら、それは楽しんで学んでいるだけです。静かに見守りましょう。

多少コツを教えるにしても、ハサミのように安全に利用する上での約束事があるようなものは、ちゃんと話を聞けるようになってからの方が楽です。早くできるようになったところで、賢くなるものではないので、1歳から英才教育してできるようにしよう、などという考えは不要です。

大人しく指示に従う子ならまだいいですが、あまりに指示をたくさんして、子供の機嫌が悪くなるなら、子供の自主性に任せた方が、お互いはハッピーです。

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ハサミを使えるのは何歳から?

うちの子が通う保育園では、2歳クラスの後半からハサミを使った遊びをしています。年齢だと3歳になったくらいですね。

イヤイヤも落ち着いて、ルールを守ることができるようになったら、チャレンジするといいと思います。親が言っても聞かない場合、保育園に任せるという手もアリだと思います。 子供は親より先生の話をよく聞きますし、子供にとって、子供の集団の中で学ぶというのは自然な姿です。

ハサミのルールと教えるポイントは、それぞれたった1つ

我が家では1歳からハサミに興味を持っていました。イヤイヤ期なので渡さないと面倒なことになるので、たった一つのルールを守るよう言って、ハサミは渡してました。赤ちゃん用の爪切りとか、たまに大人用の小型のハサミとか。

ただ1つのルールは、「座って遊ぶこと」。それ以外のルールは特に設定せず、切り方も教えませんでした。気が向くまま好きにさせてました。

しかし、1歳からハサミに親しんでいた我が子ですが、できるようになる気配はありませんでした。しかし、突然、2歳8か月の時に、偶然?大人用のハサミで紙を切ることができました。その時の子供の喜んだ様子たるや…。子供もびっくり、得意顔。親もびっくり!教えなくて本当によかったなと思いました。

そのまま見守っててもよかったのですが、上手にできそうだということが分かったので、1つだけコツを教えました。

それは、「紙に対してハサミを垂直にする」ということです。

ハサミの向きとか、ハサミを手渡す時は刃をもつとか、教えるべきことは他にもありますが、まぁいずれ覚えればいいやと。あんまり多くを言っても、イヤイヤして面倒なので。

すると、チョキチョキ切れるようになったので、子供用のハサミを買うことにしました。

プラスチックでできたような安全なハサミは不要、 買うならステンレスの刃のもの

プラスチック製のはさみは、むしろ切りにくく難易度が高いので、要らないですね。大人でもイライラしますよ。座って切るというルールが守れるなら、大けがをすることもないので、普通のステンレスのハサミがいいでしょう。

(※お座りのルールを守れない、もしくは、お座りが安定していない場合には、そそもそもハサミを渡さない)

子供用のステンレスの刃のハサミをリサーチして、別のハサミを買おうと思っていたのですが、緑色がいい!との子供のリクエストで別のハサミを買いました。

選ぶときには右手用と左手用があるので、間違えないようにしましょう。

ちなみに、小型の大人のハサミも同じくらいの大きさなので、わざわざ買わずに大人用でもいいと思います…。まぁ、自分専用のハサミがあった方が嬉しいと思うし、糊やらテープまみれになっても気にならないので、子供用のハサミを用意するのはおすすめですよ。

左が大人用の小型のハサミです。右が子供用(↓)。

ハサミの置き場所

ハサミはウォールポケットに入れています。遊びたい時は親に言ってきます。そして、念のため目を離さないようにして遊ばせています。

子供用のハサミなら、プラスかコクヨ!

我が家で買ったのは、プラスのフィットカットカーブ ジュニアです。先が丸くなっていたり、キャップ付きだったり、汚れにくいフッ素コートになっているとのことで、便利っちゃ便利です。

最初に買おうと思っていたのはコクヨの「エアロフィット・キッズ」でした(↓)。プラスの存在を知らなかっただけで、特に思い入れはなかったのですが。子供が緑がいいいというので、プラスになりました。

「エアロフィット・キッズ」 には緑が無かった…、単純にそれだけの理由です。正直、どちらでも大差ないかと。