「親がイライラするから、赤ちゃんが泣く」は嘘

乳幼児の知育全般

育児をしていると色んな情報に接する機会が出てくるので、情報に振り回されないことが必要です。

親が我慢して何かに取り組む、もしくは子供の振る舞いにはらわた煮えくりかえっているのに笑顔をつくるなどの努力をしても、子供の知育や情操にはほとんど関係ありません。

子供のためと思って忍耐を要するような情報のほとんどは根拠がなく、無意味です。

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科学的な根拠のない、もしくは不十分な育児法が多く語られている

育児法には、なんの調査もなく、「こうあるべきであろう」というような理想像から導いた根拠のないものが多くあります。(例えば、昔は「ひとりで寝かせると独立心が育つ」のような説がありましたが、実際はその逆で、現在は添い寝が見直されている…、というようなことはよくあることです。)

また、子育てに関するさまざまな研究がありますが、ある研究では有効とされる方法が、別の研究では否定されていたりします。科学的に正しいと思われていたことが、実は間違っていたことが証明されることもあります。

科学的な根拠のある育児法が無意味なこともある

脳科学、医学、教育学、心理学、行動遺伝学など、それぞれの分野で子育てに関連する研究が進められています。

研究結果は主に論文で発表されます。子育て中の親としては気になりますが、専門的すぎるので、一般向けに編集された書籍や記事で情報を収集するのが現実的です。しかし、書籍には執筆者の主観や推測が含まれがちなので、どこまでが根拠があるのか、注意して読まなくてはいけません。

研究に専念している方は論文は書いても、書籍は書かないものですが、そのような場合でも、面白い研究結果は、書籍で引用されたり、ムック、雑誌の記事などに掲載されたりします。

注意したいのは、科学的によいことが明らかなことがあったとしても、全員にあてはまるわけではないということです。

例えば、「才能を褒めるとダメになり、努力をほめると伸びる」という有名な研究結果があります。傾向としてはその通りで、多くの子供にあてはまるのだと思います。でも、自分の子供に当てはまるかは別です。才能を褒められて自信を深めた結果、努力を重ね、難しいことに挑戦し、結果を出していく子だっているでしょう。

どんな研究結果やすばらしい教育法であろうとも、子供の個性を無視しては、無意味です。

子供はどうしたら自分が成長できるか知っている

子供が0歳の時に聞いた講演で、「ある年代の男の子は激しい遊びをすると脳が活性化し、女の子はそこそこ激しい遊びをすると脳が活性化する。自然にまかせると、男の子は激しい遊びをし、女の子はそこそこ激しい遊びを選ぶ。子供はどうしたら自分が成長できるか知っていて、自然とその方法を選んでいる」という話がありました。

この話の基になっている研究の信ぴょう性はわかりませんが、私はそれが真実だと直感しました。ここまで生き残ってきた人類なのだから、うまいことできているはずです。子供は楽しいとか、やってみたいと思うことを通じて、自然と必要な能力を身につけるはずだと思ったのです。

子供にとって大事なことは、当の本人が教えてくれるのです。

  • 能動的にやることは、受動的にやることより子供を成長させる
  • 親は子供がなにをやりたいのかよく観察し、やりたいことをやらせてあげる
  • 子供が興味のあるものを見つけられる環境をつくる

例えば、赤ちゃんがティッシュを出しまくったり、幼児がソファで跳ねるのは、時に子供の困った行動の代表だと言われます。しかし、ティッシュを出すのは物をつまむ練習だし、ソファやベッドで跳ねるのも発達上、全身運動が必要なのです。

成長するために抑えられない衝動として沸きあがってくるのでしょうから、できれば尊重したいものです。とはいえ、全部見守る姿勢でいたら、大変ですよね…。

親自身の気持ちも大事にしよう

母親の心が不安定だと子供によくない影響がある、という研究結果があります。(一方で将来的な性格にはなんら影響ないという研究もあり、私はそう思っています。)

その信ぴょう性はさておき、親の笑顔や明るい声は、子供との関係によい影響を与えることは間違いないでしょう。大人だって、イライラしたり、不安感が強い人と一緒にいるのは苦しいものです。

また、私が子供の立場だったら、親には自分の感情や思い、そして人生を大事にしてほしいと思います。 無理して笑うよりも、今、なにを感じているのか正直に話してほしいと思います。

だから、親の犠牲の上に成り立つような育児法は間違っています。親だって人間です。

「あなたがイライラするから、赤ちゃんが感じ取って泣くのです」とか、嘘だから信じないでください。だって、因果関係は明らかに、赤ちゃん泣く→親イライラでしょう?赤ちゃんがご機嫌→意味もなく親がイライラ→赤ちゃんが泣くっていう流れなら、そういう風に言われるのも分かりますけど。根拠のない説教はスルー!

40代で出産すると子供の知能が高くなる⁉

40代の母親が出産した子供の知能は高い傾向があるそうです。その要因として、若い母親よりも情緒が安定しているからだという説があります。

いやいや、単に知能の高い、もしくは、経済力のある母親が40代で出産するだけでしょ、という説もあり、私はそっちの方が有力だと思いますが、歳をとると丸くなり、自分の思い通りにならない状況でも受け入れることができる心の余裕が出てくるというのは一理あるかもしれません。

しかしながら、いきなり自分のキャパシティを広げることはできないので、心のゆとりを確保できるやり方を選択する方が現実的です。

やはり、どんなにすばらしい育児法であっても、耐えがたい忍耐を強いると思うのなら、良い結果を生まないと思っています。

親が子供のためにできること

親は子供の知能や性格に直接的な影響をほとんど与えないことがわかっています。子供との相互作用の中で、家族のよい関係を築くことが、親ができるほとんど唯一のことです。

子供が自分の思いや感情を大事にするように、親も自分の思いや感情を否定することはありません。良い関係は、一方の我慢の上には成り立たないのです。

すごくよい人だけど何を考えているか分からない人よりも、わがままだけど、表情豊かな人の方が人気があったりしませんか?同じように、完璧な親よりも、人間味のある親の方が子供は接しやすいはずです。

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