「女子の集団が苦手」は、単なるコミュ障だった!ママ友が苦手なら保育園を頼ろう!

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苦手なのはママ友でなく、コミュニケーションそのもの!?

女子の集団が苦手でママ友をつくるのもあり得ないし、ママ友という集団のイメージが怖すぎるという方もいるのではないでしょうか。

しかし、人類は進化的に思春期頃になると同性の集団を形成するようになっています。女性の脳の発達には、女性の集団に属することが重要です。だから、同性の集団が激しく苦手でうまく付き合えないという人は、コミュニケーション自体が得意でない可能性が高いです。(私だ!)

コミュニケーション能力の高い人は、同性だろうと異性だろうと、年配だろうと年下だろうとうまく会話を楽しむことができます。それこそ噂好きで排他的な集団ともうまい距離で付き合います。

「ママ友が苦手」「ママ友いらない」という方、実際はコミュ障ぎみなのでは?(私だ!)

女性より男性的の方が排他的

女性の集団がだめだという人は、女性にネガティブなイメージを持っているのではないでしょうか。女性は噂好きだとか、悪口が多いとか、排他的で異質な人や意見を排除するとか。

人間は社会的な生き物なので一人では生きていけません。食べ物や睡眠と同じように人とのつながりが必要です。

しかし、誰でもよいというわけではなく、自分の属する集団(仲間)と、運命を共にするように遺伝的にプログラムされています。

そのため無意識のうちに、相手が「自分と同じ集団に属している(仲間)」か、それとも「自分と違う集団に属していないのか(仲間でない)」かを判断しています。だから、排他的というのは必ずしも悪いことではありません。全人類を仲間とみなす聖人君子を除いて、人は誰しも排他的なのです。

そして、一般的には男性の方が排他的です。女性の方が協調性があり、他者を受け入れる傾向があります。

一般的に女性の方が噂好きかもしれませんが、噂好きの背景にある共感や情報交換は育児をする上ではプラスの働きをすることが多いと言えます。女性集団に対する見方を少し変えれば、ネガティブなイメージも和らぐのではないでしょうか。

出産したら自動的にママ友集団に属せる!

「仲間」か「仲間でないか」の境界線は産後に劇的に変わります。同じくらいの赤ちゃんを育てているだけで、お互いを仲間と認識する可能性は高くなります。

人類は進化的に女性の集団が助け合って赤ちゃんを育ててきたので、赤ちゃんがいる母親どうしは本能的に群れるようになっています。子供がうまれると、子供がいない気が合う友人よりも、同じ月齢の赤ちゃんを育てる母親と話がしたくなるのもそのうように遺伝的にプログラムされているからでしょう。

自分の親をならって子育てするのではなく、友人や隣人たちと同じように育てしようとするものだと『子育ての大誤解』に書かれています。母親たちはネットワークを構築し、相互に助け合い、情報交換します。アメリカの研究によると、このようなネットワークに属さない中流階級の親は「文化の規範に反し、わが子を虐待する可能性が高い」そうです(『子育ての大誤解』)。
※もちろん、ママ友集団に属さないと子供を虐待するということではありません。もともと子供を虐待する人は少ないので、そのわずかなリスクが統計的にみるとちょっとだけ高くなるという程度のことだと思います。例えママ友がいなくても心配いりません!

子供が生まれると、ママ友のありがたみが分かります。ママ友の存在は産後の孤独や不安をやわらげてくれます。実際、産前にママ友集団って怖そうというイメージを持っていても、産後になるとママ友セイコー!に変わる人は多くいます。

子供がいなければ縁がなかったであろう人と交流できる楽しみもあります。

大人になるとめったなことでは友人はできませんが、出産をきっかけに新たな友人ができるかもしれません。

仕事をしていても産後すぐに復職できるわけではないので、とりあえずは産後特有のママ友コミュニティを楽しんでみることをおすすめします。

子供の成長にもママ友集団は大事

子供の脳が発達するためには同世代の仲間集団の存在が不可欠です。保育園のような環境で同世代の複数の子供で遊ぶと、認知能力だけでなく、非認知能力が向上することが明らかになっています。

ただし、保育園に劇的な効果があるのは、アメリカでいえば貧しい世帯の子供たちです。なぜ裕福な世帯の子供に大きな効果がないかというと、もともと裕福な世帯の母親は頻繁に子供どうしを遊ばせるからです。プイレデイトと呼ばれます。

同じく日本でも専業主婦の母親は、ママ友との関係を大事にして子供の遊び相手を確保します。

幼稚園に入る前なら子育サークルに入ったり、幼稚園に入れば送迎で立ち話をしたりして、ママ友コミュニティと深く関わります。

現代日本では、子供どうしで約束して遊びにいくのは、せいぜい小学生からです。それまでに子供の遊び相手を確保しようと思ったら、親どうしの関係が重要です。

成長とともに難易度が上がるママ友コミュニティ

0歳の赤ちゃんは月齢で大きく成長が異なるので、月例が近い子供の母親とは話が合うし、簡単に「仲間」になれます。

しかし、子供の成長とともに、月齢の境界は曖昧になっていき、幼稚園に入るとママ友集団は年度ごとに形成されます。

ママ友集団の規模が大きくなり、選べるほどの人脈ができれば、それぞれ気の合う人と付き合うようになっていきます。そしてママ友関係が複雑に、面倒になってしまうのです。

ママ友関係がツライなら保育園!

子供が0歳の頃はまだいいのですが、幼稚園に入る頃になると、コミュ障ぎみの母親には過酷な世界になります。

そんな場合は、保育園を利用しましょう。保育園にマイナス効果があるという科学的な研究はあまり見たことがありません。

逆にプラスの効果があるという研究は多くあります。

特に同時に複数の友達と遊ばせることが難しい状況なら、保育園でたくさんの友達と遊んだ方がよいでしょう。

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