1歳5ヵ月~1歳8か月の赤ちゃんはかんしゃくやイヤイヤのピーク!魔の2歳児にならない対処法

1歳

『ホワイト博士の育児書』によると、反抗期は最低6ヵ月は続き、最もひどい期間は1歳5ヵ月から1歳8ヵ月だそうです。

同書では、2歳児がかんしゃくを起こすのはよくあることだけれど、無理のない制限を毅然と課しておけば必ずしもそうなるわけではない、としています。対応によっては、2歳前にはかんしゃくやイヤイヤが落ち着くそうです。1歳の対応が、魔の2歳児と陽気な2歳児の分かれ道になるとしています。

(ちなみに我が家では2歳になっても癇癪を起こしています……)

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かんしゃくを予防する、親を困らせる態度に対応する

赤ちゃんの態度に困ったなと思ったら、本当に困ることなのかおおらかな心で自問してみましょう。赤ちゃんの欲求が問題ないものであれば、できる限りかなえてあげましょう。赤ちゃんがやりたいことをできるように、できる限り工夫してあげましょう。赤ちゃんが選べるものは選んでもらい、決められることは決めてもらいましょう。

赤ちゃんが好きな活動をみつけ、思う存分取り組めるようにしてあげましょう。家事をすると怒る赤ちゃんの場合、最低限の家事にしてみてはどうでしょうか。

1歳を過ぎると理解できることが増えてきますが、親の期待が高すぎるようなら、期待値を下げることで親子とも平和にすごせるでしょう。例えば片づけはまだできなくて当然ですし、派手に散らかすのは好奇心が旺盛な証拠です。

食べたくない様子なら、かんしゃくを起こす前に食事を終わりにしてしまいましょう。
危険なものに興味を持つようなら、取り上げてかんしゃくを起こす前に面倒でもしまっておきましょう。

どうしても赤ちゃんの欲求に応えられない、もしくは応えるべきでない場合はどうしたらいいでしょうか。「1.その気になるまで待つ」「2.手順を踏ませる」「3.欲求を満たせる代替案を提示する」「4.制限を課す」「5.選択肢を与え選ばせる」「6.やってほしいことを伝え、それでもダメならさっさとやってしまう」「7.ダメなことはダメと毅然と接する」のがいいでしょう。

1.その気になるまで待つ

着替えなど急がなくてもいいものは、その気になるまで待ってあげるといいでしょう。我が家では着替えるのを嫌がっていた時期に、制限時間になるまでのんびりと構えることにしていました。

すると徐々に自分で着替えようとする意欲を出すことが増えていきました。服を選ばせると着替える気になることもありました。しばらくすると着替えを嫌がらなくなりました。

なるべく、「自分でやる」という気持ちになるよう可能な限り辛抱強く待つといいでしょう。人間は自分で決めたことをやることに喜びを感じるからです。

2.手順を踏ませる

赤ちゃんが嫌がっていることと関連する何かをやりたいと意思表示してきた時に、嫌がっていることも一連の流れとしてやらせる方法です。

例えば、着替えを嫌がっていた我が家の場合は、なぜかリュックを背負うのは好きだったので、リュックを背負いたいとアピールしてきた時に、「着替えたらリュックを背負えるよ」と言うとやる気になりました。しばらくすると、自分からリュックと着替えを持ってくるようになりました。

外遊びが好きな子には、「着替えたら外で遊べるよ」と言うこともできます。この方法は、生活のルールや手順を覚えることにもつながります。

3.欲求を満たせる代替案を提示する

投げてほしくないものを投げる場合、「これなら投げていいよ」とボールを与えて「投げる欲求」を満たしてあげたり、洗面台で水遊びをするのを止めさせたい場合に、お風呂で好きなだけ遊ばせてあげるなどしていると、すぐにではなくても望ましくない活動が少なくなるようです。

4.選択肢を与え選ばせる

1歳4ヵ月頃の我が家のケースです。抱っこをしている時にいろいろな物をつかもうとするのですが、それが私の顔に当たって危険な物の場合、「それで遊ぶなら降りてね」と言うとたいてい手をひっこめました。

それでもつかんだ場合は、本当に降ろしますが、降ろしてもぐずらないことが多かったです。仮にぐずったら、「それを離せば抱っこするよ」と言うと理解していました。

無理して抱っこし続けたらイライラしますが、私が平穏でいられる選択肢を出すことでまったくイライラしませんでした。子供がこういう場合にかんしゃくを起こすこともありませんでした。

5.制限を課す

例えば、ペンのような先のとがったもので遊んでいる時にいきなり取り上げるのではなく、「口に入れないで」「立たないで」などと制約をつけて、そのルールの中では自由にやらせてあげます。我が家の場合は、ハサミや歯ブラシ、ペンなどで遊ぶときは座るようにさせました。座っている限りはペンで洋服に落書きをしようとも、好きなようにさせました。

我が家ではこの方法でぐずることはありませんでした。座れば好きなだけ遊べるので、十分満足できたようです。そのうち遊び終わったら自分からハサミなどを返すようになりました。1歳4ヵ月の頃です。この方法も家のルールを覚えることにつながります。

(私が見ていない時はルールは守らないのですが)

ルールを守らなかった場合は、取り上げるようにしましょう。その時には、「口に入れたら、取り上げるよ」などと、事前に宣言する必要はありません。それは、脅しになるからです。

何度か経験すると、たとえ宣言しなくても、赤ちゃんはこれから何がおこるのか分かるようになります。例えば、「口にいれないでね」と言い、入れたら取り上げれば、口に入れた時に何が起こるのか自分で理解します。

人は脅しには屈したくないという心理が働くので、脅していると、むしろやってほしいことをやらなくなる恐れがあります。自分で察して自分で動く余地を残した方が、やろうというモチベーションが保たれます。

6.やってほしいことを伝え、それでもダメならさっさとやってしまう

まずは、親が何をしてほしいかと伝えます。すみやかに行動させないと健康や安全にかかわることを嫌がっている場合、例えば下痢の場合のおむつ替えでは、「おむつを交換しようね。」と言って、それでも逃げるならさっさとやってしまいましょう。

ダイニングテーブルに登った場合は、「降りてね」と言いましょう。ダメなら下ろします。この場合でも、「自分で降りないと降ろすよ」などと脅すのはよくありません。

7.ダメなことはダメと毅然と接する

0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』やには、2歳児に対して止めなければいけないこととして「危険なこと」「人を傷つけること」「生活のリズムが崩れること」を挙げています。

『子どもの「いや」に困ったとき読む本』では、「社会のルール」と「子どもの命と健康を守るための制限」を発達段階に即して課すべきとしています。

では1歳の赤ちゃんにどこまでダメと言うべきかは悩ましいところですが、少なくても「危険なこと」「人を傷つけること」はダメでしょう。傷つけてはいけない人は、もちろん母親も含まれます。母親だからと言って、痛みや苦痛に耐えることはありません。

暴力に対しては、毅然とダメだと伝える必要があります。ちなみに3歳くらいまでは、その時その場ですぐに伝えないと何について話しているのか理解できないという説もあります。しかし実際には、2歳くらいになると、過去のできごとを注意しても理解することもできるようになってきます。その場では頭に血が上って話を聞けなくても、後から冷静になった状態で話したら効果がある場合もあるかもしれません。1歳の場合は、極力その場で行った方がいいと思います。

優しく言い聞かせてなんとかしようとしても、1歳半くらいでは理屈が分からず理解できない可能性が高いです。その結果、何度も繰り返し、それに優しく対応すれば、その行為が受け入れられるものだと誤認する可能性があります。

一方でネガティブな経験は、ノルアドレナリンの効果により即学習します。そのため、絶対にダメなことは、子供が適度にネガティブに感じられる伝え方をすればすぐにやめます。ただし、親が感情のまま怒ったり、体罰をするのは、親子の関係を損なうのでやめましょう。

どのくらいのネガティブ加減がいいのかは、赤ちゃんによって異なります。親が落ち着いてきっぱりとだめと言えば伝わる場合もあれば、いつもと違う親の様子にニコニコする赤ちゃんもいるでしょう。

毅然とダメだと言っても止めない場合は、物理的にやらせない方法もあります。例えば、親の耳たぶをグリグリつねるのを楽しむ赤ちゃんの場合、耳を手で覆うなどして「痛いから耳は触らないでね」と言いましょう。やりたいことをやらせないことで、その行為が親に受け入れられないものだと理解させます。

その他の方法は、次の章の「かんしゃくを起こした場合の対応」で紹介します。

また、『「学力」と「社会力」を伸ばす脳教育』では、ノルアドレナリン系の性質上、強いネガティブな情動体験は、その後に悪影響を及ぼすので注意が必要で、叱ることを含めたネガティブな情動体験を利用した教育やしつけは、必要最低限にすべきとしています。

赤ちゃんの意志を尊重することは、「自己肯定感」や「自己効力感(「私ならできると思う!」という感覚)」を育むことにつながるかもしれません。ネガティブな体験になる伝え方は必要最低限にし、譲れるところは最大限譲りましょう。

かんしゃくを起こした場合の対応

その他に、赤ちゃんの腕を痛くなようにつかみ、動きを封じる方法があります。「それはダメだ」ということを伝え、赤ちゃんが嫌そうにして15秒くらいたったら手を放しましょう。赤ちゃんは自由に動き回りたいので、動きを封じられることでネガティブな体験になります。

『ホワイト博士の育児書』には、ベビーゲートを使った方法も紹介されています。「反抗的な態度をやめないと柵を使わなくてはならない」と宣言し、それでも止めない場合は親のいる部屋の柵をつけ、15秒ほど泣かせておいてから、「もう中に入れてあげるけど、また悪いことをしたら、この柵をつかう」と言います。数回繰り返すと、「柵」という言葉に効き目がでるとのこと。親の後をついて回る時期の赤ちゃんには有効だそうです。

ただし、言ったことをやらない場合に何が起こるかを宣言することは、一種の「脅し」になります。やってほしいことを伝えて、それでもだめなら何も言わずに柵をつけることをおすすめします。

同書では、赤ちゃんの反抗をすべておさえつけるべきではないともしています。この時期の赤ちゃんには、ちょっとした勝利感が特に大事、とのことです。

かんしゃくを起こした場合、1歳0ヵ月~2ヵ月くらいの赤ちゃんであれば、他に気をそらす方法が有効かもしれません。場所を移る、くすぐる、歌を歌う、お気に入りのおもちゃを渡す、今まで隠していたけれど赤ちゃんにとって興味深いものを手渡すなど。ですが、ある程度成長すると、気をそらせない場合も増えてくるでしょう。記憶力も発達し、1歳5ヵ月には欲しいものがどこにあるのか翌日まで覚えていられるようになるそうです。

『ホワイト博士の育児書』は、しかるにしろなだめるにしろ、親がかまってやるのは、赤ちゃんのかんしゃくに負けたことになる、としています。かんしゃくを起こせば親がかまってくれると思い、かんしゃくが長引くそうです。一方でかんしゃくを起こしたら共感する言葉をかけましょう……という説もあります。

いろいろな説がありますが、少なくても親が一緒に興奮しないようにし、落ち着いていることは必須です。赤ちゃんにもそれぞれ個性があるので、どの方法なら比較的早く落ち着くか試してみるといいと思います。

我が家の場合はかんしゃくを起こしたときは抱っこを嫌がり、共感の言葉をかけると逆に興奮するようでかんしゃくが長引きました。結局、見守り(放置)するのが一番早く落ち着きました。

少し時間をおいてから抱っこするかと聞くと、「だっくー(抱っこして)」と言い、抱っこするとすぐに笑顔になりました。

機嫌がなおった時にはかんしゃくは過去のことなので、ネガティブなことに共感するよりも、「落ち着いてくれて嬉しい」「気分を切り替えられたね!」などと喜びを共感するようにしていました。かんしゃくが落ち着いてもグズグズしているようなら、「~~したかったんだね」「イライラしちゃったんだね」などと気持ちを代弁するといいと思います。

赤ちゃんがストレスを長時間抱えないようにすることが大事で、そうすれば自制心が育まれたり、ストレスに強くなるという説もあります。(しかし、親のケアが子供に与える影響は一時的な効果があるか、もしくは、無いと思います。子供が機嫌がいい時もいっさい抱っこしない、とか極端な育児をしない限り心配不要。何をしてもグズる子はグズり、親ができることはないです。)

もちろん、転んで痛がっているときなどは、すぐに抱っこして「痛かったね」と言って共感します。そういう時はもちろん抱っこも嫌がりません。

2歳近くになったら

1歳10ヵ月くらいになると、だんだん理屈で言い聞かせることができるようになるといいますが、なぜダメなのかを説明する必要はありません。くどくど説明するのは逆効果で、ダメなのはダメだからダメでいいのです。

子供の言葉も増えてくるので、できる限り話を聞いてあげて共感しつつ、赤ちゃんの思い通りにはできないことを受け止めてもらいましょう。

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